カバ、リベンジ!少年たちに元気をもらった日

ちょくです!

ズワイの街でカバを見るボートツアーに参加した、おだやんとちょく。

でもこれがぼったくりツアーで・・。このまま終わるのは嫌なのでリベンジします!

もう一度ボートに乗るぞおおお!!

カルパスを食べながら反省会

2017年4月1日

カバが見れるー!とウキウキワクワクしながら参加したら、実はぼったくりだったカバツアー。

前回の記事はこちら↓

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ボートを降ろされた場所の目の前には、デカキモ鳥(アフリカハゲコウ)がたむろしていた。

ボート占拠されてますやん。怖い。ひたすら怖い。

ふと、隣を見ると犬とデカキモ鳥と鵜の三点セット。

こんな三点セット、なかなかないでしょ。おかしいでしょ。

はあー。今日もエチオピアはこんなに平和なのに、私たちはぼったくられた・・。

ひたすら落ち込む。回避できたことだから、なおさら落ち込む。

そういえば、11ヶ月ほど(当時)旅をしてきて、実はガッツリぼったくられたことがなかった私たち。

これまでの旅は相場を調べてぼったくられることを回避してきた。試みようとする人とはちゃんと「おかしいでしょ」って伝えてきた。

「その金額はおかしい。正規の値段を知ってるよ。外国人だからってぼったくって良いわけじゃない。ちゃんと一人の客として相手をして!」

こんなにうまくいくことはないけど、外国人だからって金づると思うのはオカシイ。安く旅したい、節約したいというよりも、この金づる扱いが嫌だった。

今回私たちは金額に納得してツアーに参加した。別に言い争ってないし値引き交渉もしていない。相場がわからないから金額に対して価値があるかどうか考えて、

「野生のカバを1時間見て回るボートツアーは3750円の価値がある」

と自分たちで判断し納得した。だから別に金返せー!とも思わない。

でもなあ・・・。

お金を渡した途端にガラッと態度を変えたこと、ガイドする気がさらさらなかったこと、1時間と言ったのにその半分の30分で済ませようとしたこと。

なんか、そういう部分でイラっとしてしまった。これは間違いなく、美味しい金づると思われて終わってしまった。

今回の件は二人で猛反省。

今回の反省点はただ一つ、情報がなくとも宿のスタッフに聞いたり、街の人に聞いて、もっと相場を探るべきだった。外国人が全くいなくて、どローカルな街だったからちょっと油断していたのかも。

まあでも、反省したらちょっとスッキリ。

・・・

気を取り直して、カルパスを食す!

こういう時は、食べて元気をつけよう!

カルパスはズワイ湖で取れる淡水魚のひとつ。本当はティラピアが一番美味しいらしいんだけど、今日はティラピアがまだ釣れていないみたいだからカルパス!!

さあ、カルパスカモーーーン!!

揚げカルパス25ブル(=125円)

んー!やっぱり美味しい!!

魚って全然食べる機会がなかったから、淡水魚だけど美味しく感じる。

そしてちょっと塩気が足りない時は、アサレ塩湖の塩!

おだやんは最近、毎回「ねえ、塩足りてる?」って聞いてくる。この塩がお気に入りの様子!

反省会して、ティラピア食べて、ちょっと気持ちが落ち着いてきたかも。

食後に湖畔を歩いていたら、青年がちょうど釣れたての魚を見せてくれた。

目が・・目がぎょろついている・・。

明るい少年ムルカに励まされた日

食事後、やっぱりなんだか心が晴れなくて、うつむきながら散歩。

 

すると、ヒョコッ。

「やあ、元気ないね!!」

「お姉さん、今こんな顔してるよー」

「どうしたのー?悲しいことでもあったの?」

「生きてるだけで丸儲けだよ!元気だしなよ!」

まだ小学生低学年くらいの小さな少年が、「ヤッホー!元気だしなよー!」と励ましてくれる。こんな小さな子に励まされるなんて、申し訳ない。

私は昔から気持ちの切り替えがとっても下手くそで、落ち込むとなかなか抜け出せないめんどくさい性格。あの時ああしておけば・・・とエンドレスループでグチグチと後悔してしまう。

おだやんは私の切り替えの悪さをお見通し。トボトボしている私を見かねて「気分転換に何か撮ってきなよ」と、カメラを貸してくれた。普段写真なんて撮らないから一眼レフ重い。

少年の名前はムルカ。二人で土手に座って、ポツポツと話す。

「騙されちゃってさ。人を信用するって疲れちゃうよね。良い人かと思ったら手のひら返されて、なんか人間不信になっちゃうよね。」

じっと聞いてくれるムルカ。多分、あまり分かってない。

「かといって人を疑うのも疲れるし、最近は精神的にちょっと疲れたな。アフリカは人との距離感が難しいよ。

そして気分転換に写真でも撮るか、と思って撮った一枚が私的に奇跡の一枚。

お互い無言。シャッターを切る瞬間にムルカが手でオッケーポーズを作ってくれた。その円の中に、ちょうど彼の目線が入って、自分史上最高な素敵な写真が撮れた。私、センスあるんじゃない?!(笑)

この写真を二人で見返してハイタッチ!

なんか、めっちゃくちゃ元気になったぞ!!ムルカありがとう!!!将来この写真は額縁に入れて飾ろう。いつかまた落ち込んだ時、この時のことを思い出そう。

カバボートリベンジ!思い出を塗り替えろ!

さっきまで午前中のぼったくりに後悔して落ち込んでいたけれど、今は「良い勉強になった」と思えるくらい元気になった。もうウジウジするのは辞めだ!

ちょうどボートの発着所にいるので、正規の値段だけ聞いてみよう。

聞いてみると驚き桃の木山椒の木。

 

なんとカバボート・・・

二人で150ブル(=750円)

 

ぬああ△%$s%”□#’df&$fw%!?!

午前中の二人で750ブル(=3750円)はなんだったの?!

超ボッタやんけえええ!!!

5倍やんけええええ!!!!

くそおおお!!!

 

おだやんと目をまんまるくして顔を見合わせた。

もう笑うしかない。うわははははは(壊れた)!!

 

「こうなったら、もう一回乗っちゃう?」

「思い出を塗りかえよう!」

「そうだそうだ!上書き保存だー!」

というわけで、本日2度目のカバボート。

もう暴挙です。でも良いんです、なんか人生楽しい!!

前回は貸切だったけど、今回は国内旅行に来ているというエチオピア人家族とカップルでワイワイ。こっちの方が断然楽しいー!!

さあ、本日2度目のカバ吉には会えるのか?!

ぬお!

いたあああ!!!!

カバ吉いいい!!

なんか1回目よりも可愛く見える!やっぱり動物は綺麗な心で見ないとダメだね!

カバに失礼だ!午前中は本当に申し訳ございませんでしたあああ!!!

しばらくすると水面からポコ・・ポコ・・

ぬわああ!!いっぱい!!

しかも午前中は見れなかった、背中!背中あああ!!!

それにしてもボートの発着所はすぐそば。さっきまであそこでティラピア食べてたのに・・。

人間とカバってすごい共存。襲われたりしないのかなー。

調べてみると、カバは草食動物だけど縄張り争いに関してはシビアで、自分の縄張りに入ってくるやつはライオンだろうと人間だろうと容赦無く襲いかかるそう。

特に野生のカバは獰猛で、縄張りに入って来たワニを真っ二つにしたという噂も・・・。アフリカでは1年あたり約2900人がカバに襲われて死亡しているらしい。す、すごい、ワイルドな世界。

ゆっくりのっそりしているのに、本気出すとめっちゃ怖いタイプ。

カバの縄張りには絶対に近づかないことをオススメします!

 

帰り際にまたペリカンの群れ。

口の袋すごい。

さて、1回目よりも今回の方がカバが活発で、背中を見せてくれたり、より近くで見れたりと大満足。ただ時間は結構短くて、20分くらいでサクッとカバ見て終了って感じ。こういうもんなんだろうな。

完全に自己満だけど、1回目の屈辱を晴らすべく2回カバボートに乗って思い出の上書き保存は完璧。

今はもう巡り巡って清々しい!!!

子ども達の底抜けの無邪気さに救われる

ボートが帰路に着く頃、岸辺は・・・

子どもの遊び場になっていた!

ただの水遊びじゃない。

もう遊び方が半端ない!!

ガチ、アクロバティック!

その中には、さっき励ましてくれた少年ムルカの姿も。

全裸でバク転とか、ダイブとかしている少年たちをみていたら、なんだか自分のイライラなんて本当にちっぽけで恥ずかしくなってくる。

全身全霊で今を楽しむ!そんなことを教えてくれた子ども達に感謝。

しばらくして、ムルカくんが急いで湖から上がって超ダッシュで服を着始めた。

彼の足元には小物が入っている黒い箱。

この箱にはティッシュやガムが入っていて、彼は遊びの合間にこれらを売り歩いているそう。

ムルカには元気を分けてもらったから、ポケットティッシュを一つ3ブル(=15円)で購入。本当は売らなきゃいけないけど、友達が遊んでいたから混ざりたくなっちゃったんだね。

今日は元気をありがとう!

アフリカ流の遊び:葉っぱで遊ぼう

2回もカバをみると、小腹が空く。

ちょうどサモサを揚げているおじさんがいたので一つ購入。

豆がたーっぷり入ったサモサはひとつ3ブル(=15円)。

豆!豆!豆!唐辛子!!!

って感じで、たまに緑色の唐辛子が紛れ込んでて罰ゲーム並みの辛さ。美味しいんだけど危険!

食べていると、さっきまで湖でアクロバティックな遊びをしていた少年たちが服を着てやってきた。みんな、ガッチガチ震えてて寒そう。寒くても湖に入りたいお年頃なんだねえ。

午後はひたすら少年たちに遊んでもらった。

ひたすらカンフーポーズをする少年。アフリカでのカンフーの浸透率半端ない。

そして、面白い葉っぱの遊びを教えてもらった。

葉っぱを腕にパンパンパン!と貼り付けて葉っぱの粘液を腕につける。

そして炭を手に取り、

さっき葉っぱを貼った所に炭を擦り付けたら・・・

じゃーん!!

葉っぱの模様が腕に現れた!まるでタトュー!

少年たちは足や腕にたくさんこの天然タトューをしていて、なかなかオシャレ。

子どもの発想力ってすごいなあ。

・・・

この日は朝早くからカバボートに乗り、ぼったくられたことに気づいて落ち込み、子どもに元気をもらい、2度目のカバボートで思い出を上書き保存し、午後は子ども達とたくさん遊んだ。

なんだか一日の出来事とは思えないほど濃かったけど、いろんな学びもあって結果オーライ!

 

続く!!

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