おだやんです!
桂林にある小さな村・シンピンに滞在して1週間ほど。前回まで絶景川下りや、12kmの絶景ハイキングを堪能したおだやんとちょく。翌日は何にもせず、ただ川に夕日を見に行っただけ。なんだけどこれがまた凄かった!
宿の人たちと腹ごしらえ
シンピンで泊まってたオープンしたばかりのゲストハウス
「Xingping Hi Grey Hostel」(Xingping Hi Gray Hostel @Booking.com)
前日の12kmハイキングで疲れていたので午後宿を出ようとすると、ゲストハウスのオーナー夫婦(写真奥の男女)とスタッフたち(写真手前の二人)が昼飯を食べていた。
このオーナー夫婦が本当に優しい。推測だけど我々が「完成したばかりの宿に1週間も泊まってくれた初めての外国人」だったからかもしれない。それでも何から何まで優しかった。
ちなみにオーナー夫婦二人の出会いから宿を始めるまでが素敵なストーリーで、これはまた後日書こうと思うけど、応援したくなる夫婦だったし、絶景よりもこの夫婦に会うためにシンピンに戻ってきたいと思える二人だった。
そんな二人が出かけようとする我々に
「とうもろこし蒸したから是非是非!」ととうもろこしを分けてくれた。
もうね、こんなにプリっとしたとうもろこし食べたのは久しぶりだよね。もうこの宿とオーナー夫婦のせいで、中国人大好き度合いが急上昇。
再び夕日を見に川辺へ
そもそもおだやんとちょくの旅のテーマは絶景、自然。素敵な絶景や自然に出会ったら、なるべく
日中だけでなく「日の出」と「夕暮れ」の時間帯にもその絶景を堪能しようと決めている。
シンピンに来た最初の方で、20元札の絶景が見える展望台に夕日を見に行ったら、すでに暗めだったし、川の中にランタンを持った謎のおじさんがいたんだけど(過去記事→20元札のトリックアートと興坪の夕日)近くで見れなかった。
というのも、その時は川辺がすでに暗くて、川の中州に降りられなかったし、ランタンを持ったおじさんにも近づけなかった。
今回は早い時間から夕暮れの中の絶景を堪能して、川の中のおじさんを間近で見てみようと決めていた。
そして現場へ向かう。
夫婦ふたり、大事な一眼レフをビニール袋に入れ(おい)、腰まで川に浸かりながら流れのある川を渡ってこの中州にたどり着いた。
そして川の中州にたどり着いたら、すでにそこには10人くらいのアマチュアカメラマンのツアー団体が。彼らはガイドや船をチャーターしてわざわざこの中州に写真撮影に来ているらしい。
お金もったいないから歩いてきた我々を見てガイドやカメラマンが
「え?!ここまで船を使わずどうやってきたの?!!?」
的な視線を一斉に向けられた。笑
というか、この中州そんなに貴重な写真が撮れる場所なのか?
と思っていたら
うおおお。
そういうことか!
なんか誰か知らないけどカッコイイおじさん越しの夕暮れが撮影できる場所だったのか!
おじさんの正体は、地元の鵜飼い。
鵜と渋いおじさんと夕景と奇岩が一緒に撮れるから人気だったのね。
それにしても、このおじさんなかなか仕事しない。
お、おじさん!タバコ吸ってないで!漁しなくていいの?
とか言ってたら・・・
おおおお!!!!
おじさん、ランタン火をつけ始めた。
これは日本でもやってるランタンの明かりで鵜飼い漁をやるやつだ!!!!おじさん、これでカッコイイ仕事風景を我々に見せてくれるのか??!!
おじさん、渋いね。てか絶景の中で鵜とランタンおじさん。絵になる。
おじさん、大漁の予感だよ!早く漁を始めてくれよ!
って
おじさん!!
ランタンばっか見つめてないで、漁始めてくれ!!!
暗くなる前に我々は流れのある深い川を歩いて岸に戻らないといけないんだよ!!!それまでにカッコイイ絵を撮らせてくれよ!!
おじさん!!
いや、ポーズとか決めなくていいから!
他と違ってこっちは映像なんだよ!漁をしてるシーンを撮影したいんだよ!写真家用のポーズはもういいから!おじさん!!
ポーズすらしなくなり、ただただランタンを見つめるおじさん。
そ、そうか。おじさん、仕事する気ないんだね。
ランタンを付けてから1時間、おじさんはランタンを見つめて、カメラマンツアー団体のガイドらしき中国人からお金を受け取ると、どこかへ船で帰って行きました・・・
なんとおじさん
写真のモデルとして雇われてた。
なんかローカルっぽい素敵な光景が、ツアー団体とガイドに作られた風景だったと分かって少しショックだった。
こっちとら下半身ずぶ濡れになりながらも中州まで歩いてきて、暗くなるギリギリまで粘ったのに・・・
まあでも
カッコイイ写真撮れたから良しとしよう。
それに!
中州から見た夕日が、シンピンで見た夕日の中で一番だったし(個人的には川下りも良かったけど、中州から見た夕景が桂林で一番!)
理由は中州からだと、人工物が視界に入らない!そして水面ギリギリに立つことで、景色が川面に反射して幻想的に見える!
そして何よりも
この空の色の変化。
オレンジからピンク、そして最後は青みがかってくる。個人的には朝よりも夕暮れ時の方が色に変化が出る気がする。
みなさんも絶景を見る際は、是非日中だけ見て「もういっか!」と言ってすぐ帰らずに
たまには夕暮れまでとどまって、もしくは朝日を見るために1泊して
同じ絶景をいろんな「色合いの中で」見ると、まったく違った表情を見ることができるのでオススメです!
桂林・シンピンの夕景、ごちそうさまでした!
(この後朝日を見に行きます笑)
いつも楽しく読ませて頂いています。
写真も動画も文章も素晴らしいです。
お二人のブログが今1番のお気に入りで、読んでいると私も旅に出たくなります。
ありがとうございます。
これからも楽しみにしていますので、頑張ってください!
>ゆゆゆさん
コメントありがとうございます!
そう言ってもらえると更新の励みになります!
まだまだ旅は続くので、これからどんどん絶景やオススメの場所を載せていきます!楽しみにしていてくださいね!
おだやんより