おだやんです!
チャプルンで子犬たちに癒されたおだやんとちょく。
トレッキングも残すところ後わずか、これから再びメインコースを離れバスが通る村へと歩みを進めて行きます!
国外バカンス
【Day27】12月15日(晴れ)Cheplung(2660m)→Bupsa(2350m)
朝起きてすぐ、外に出て昨日見つけた子犬の元へすっ飛んでいく。
外で紅茶を飲みながら寒さに震えてた子犬を温めてあげた。そして朝食後は彼らとワシャワシャ遊んだ。
この寒く険しい山岳地帯で生き抜けるようにたくましく育ってほしい。
子犬たちと別れるのは辛かった。このトレッキングの中でも一番辛かった気がする。
・・・
この村は日陰に入っているから日の出後も寒い。フリースに厚手のダウンまで着込んで8時前に出発。

今日は、ルクラ空港からエベレストベースキャンプまで続くエベレレストトレッキング街道のメインコースを離れる日。
この村からルクラ空港まではたったの1時間半。ほとんどのトレッカーは飛行機を使ってやってくるから、皆ここから後1時間半歩けばトレッキングを終えられる。
それを我々はバスでシバラヤまで向かい、そこから1週間かけてメインコースに合流してトレッキングを始めた。

他の人よりも長く、過酷な道を選んだ。
でもそのおかげで、他の人が体験し難い深い感動を何度も味わえた。「近道だけが楽しい」ってわけじゃないんだな。

谷の向こうに雲海が見える。
あの雲海の先にある場所が「モノで溢れる世界」だとすると、ここはそんな世界から取り残された土地に思えてくる。
でもここもいつかきっと、ナムチェまで車道が整備されて有名ホテルやチェーン店がひしめき合う”モノで溢れる世界”になっていくんだろうな。
さて、下りは楽なもので、あっというまにSurkeに着いた。

行きに泊まった Surkeの宿で紅茶休憩!
するとオーナー夫婦がルンルンしながら荷物をまとめている。

奥さん曰く「今日はこの宿を閉める日」とのこと。
オフシーズンはカトマンズに戻るのかな?なんて思ってたら・・・
パスポートがチラリ・・・
この宿の壁にはパリや南国のビーチリゾートと、オーナー夫婦が海外旅行に行った時の写真がたくさん飾ってあるんだけど、まさか今年のオフも国外バカンス!?
ロッジ経営ってそんなに儲かるのかな・・・・今年はどこにいくんだろう。
そんな荷造りを進める夫婦を眺めながら紅茶を飲み終えた。
菜っ葉と卵ラーメン
行きの時はSurkeの手前が急な下りになっていた。ということは・・・

ここからは400mほどの急な登り!!
でも27日間、5000m以上の峠を越えてきた我々にとって、標高3000m以下にある400mの登りは朝飯前だった。

登りの辛さは大丈夫だけど、やっぱりこの断崖絶壁の道は何度通っても怖かった。

特におだやんは高所恐怖症だから、生まれたての子鹿のように腰が引けた。「景色キレイだねー!」なんて言いながら崖っぷちにたつちょくが逞しく見える。
さて、急な登りを終えてお昼になったので自炊の準備!

民家をノックする。
「すいません、野菜と卵を売ってもらえませんか?」
普通、トレッカーは野菜や卵なんて買わないから出てきたお姉さんに
「お前は何者だ!」みたいな顔をされた。

相手に英語が伝わらないながら、そしてふっかけられながらもなんとか菜っ葉と卵を購入。
でもこの民家がある村は2600m付近なんだけど、なぜか4200mで卵を買った時よりも1.5倍近く請求されてしまった。ちょっとショック。
そんなショックも満腹になれば吹っ飛ぶはず。お昼は菜っ葉と卵入り辛ラーメン!

辛ラーメンって普通に作るとちょっと物足りないんだけど、一手間加えるだけで見た目も食感も変わって美味しくなる。

こんな景色が見える場所でランチ!

この後、満腹でしばらく動けなかった。
こんな素晴らしい景色を見ながら楽しいランチが食べられるのも、あと数日かと思うとちょっと切ない。
・・・
さて、食後は山肌を横に突っ切る形で、アップダウンを繰り返しながら少しずつ下る。
途中、夕暮れが迫ってきてどこまで下ろうか迷ったけど、頑張ってBupsaまで行ってしまうことにした。
最後の1時間はとにかく辛かった・・・・
Bupsa到着!
17時にBupsaに到着。チャプルンから9時間もかかってしまった。

行きで泊まった宿はオーナーの愛想が悪かったので、その隣にある「Everest Guest House & Restaurant」に泊まることに。この界隈でも一番大きな宿に見える。

ここは行きの道中、他のトレッカーがオススメしてくれた宿。
最初は200ルピーと言われたけど、特別に二人で100ルピーに値下げしてくれた。

隣の宿よりこっちの方がオーナー、室内共に温もりがあって雰囲気も良い。
メニュー。

今日はピザ祭り!

ツナピザと

エッグピザ

そしてフレンチフライ。

ここの宿のピザは薄くてジューシーさが足りない。ピザは隣の宿のピザの方が圧倒的に厚くて美味しかった。
でもそんなピザの評価なんてどうでもよくて、個人的にこの宿はこれまでの宿の中でもかなり上位だと思う。
だってね


人懐っこい猫がいる!
このトレッキングではいろんな宿に泊まったけど、猫をこんなにワシャワシャできるのは後にも先にもここだけ。個人的にはご飯の美味しさよりも動物がいることが何よりも重要!
“この宿に泊まって猫に触れ合う”ためだけにエベレストトレッキングをしても良いと思えるほどの宿(猫)だった。
夜はいつものようにツインベッドをダブルベッドに改造!

やっぱりこのダブルベッド作戦は、このトレッキングがうまくいった大きな勝因だと思う。
寝返りも打てるし、お互いの体温で暖かいし翌日に疲れが残りにくい気がする。カップルや夫婦でトレッキングするならこのダブルベッド作戦、オススメです!
・・・
朝から子犬と触れ合って、歩いて、疲れて、腹一杯食べて、猫と触れ合って、早く寝る。
今日はものすごく楽しくて充実してる。なぜだろう。なぜこんなにも心が満たされているのだろう。
早く猫飼いたい。
使ったお金
【朝飯】チベタンブレッド(200Rs)、チャパティ(150Rs)、ブラックティ(50Rs)、アップルティ(70Rs)
【休憩】ブラックティ2杯(100Rs)@Surke
【昼飯】自炊・辛ラーメン/材料として民家から菜っ葉(50Rs)、卵2つ(150Rs)を購入
【晩飯】ツナピザ(550Rs)、エッグピザ(450Rs)、フレンチフライ(380Rs)、ミルクティーSポット(300Rs)
【宿代】100Rs
この日の日記
おだやん
自然と目がさめる。チベたんブレッドうまし。チャウリカリカをすぎてシュルケへ。シュルケでティーブレイク。宿の人はこの日下山する様子。パスポート用意してた。国外?ダイニングにはパリの写真あったし。その後2時間登って峠へ。野菜と卵買おうとして合わせて200Rsと言われる。ペリチェ(4200m)より高い!って言うとなんか怒ってた。とりあえず次から先に金額聞こう。辛ラーメン野菜&卵入りはうまかっった!その後きつさを堪えてブプサへ。ピザ微妙、猫が良い。
ちょく
朝、子犬3匹が膝の上に乗ってきて可愛かった。いつかは犬と猫と暮らしたい。ブプサまでの道のりはキツイ。ルクラから下はやっぱり歩きにくい。馬や牛のうんち多め。岩がゴツゴツしてて2,3回転んだ。野菜買ったところは英語通じず!アップダウンがなんだかんだあって辛い。そしてブプサまで9時間もかかった。遠い・・・。前回泊まった所は愛想悪かったので宿を変えたら猫がいた。おだやんメロメロ。
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