おだやんです!
タンザニアからマラウイへやってきたおだやんとちょく。北部の国境からマラウイ北部の大きな街ムズズにやってきました!
さて、この日はムズズの街を散策!マラウイってどんな国なんだろう・・・
マラウイってこんな国
ムズズに到着した翌日、壊れたMacbookの充電器を探したりwifiのあるカフェでネットを探したりするために街を散策することに!
宿からムズズの中心部へ向かう。

途上国だから街中でも未舗装の道が多い。仕事のためか地元の人たちも街の中心部に向って歩いてた。
なんというかのどかで平和な空気が流れている!
マラウイってアフリカに来るまでは聞いたことがなかった国。タンザニアやケニアってよくテレビでも見るからイメージは付くけど、マラウイに関しては全くどんな国か想像できなかった。
ここで念のためマラウイ基本情報。
マラウイは世界で最も貧しい国と言われるほど国民の平均所得が低い。一方、そんな経済事情とは裏腹にマラウイの人々の国民性がアフリカの中でも特に優しく穏やかなことからマラウイは「Warm Heart of Africa(アフリカの温かい心)」と言われている。
貧しいけど平和で穏やかな国?
貧しいと殺伐として平和とは逆に向かう気がするんだけどな。そんな疑問も街に出てみれば解決するかもしれない。行ってみよう。
まず最初に見かけたのはボロボロの自転車。

よく見ると荷台に牛乳が入ったポリタンクが積まれていた。移動する牛乳屋さん?自転車のボロボロ具合からは確かに貧困国らしさを感じる。
お次は頭に荷物を載せて歩く女性の姿を発見!これはタンザニアでもよく見かけた。

黒人はアジア人と違って骨盤が前傾している(骨盤前傾)から腰回りが強くて頭に重たいモノを載せて歩いてもバランスが取れて平気なんだとか。ちなみに短距離走で黒人アスリートが強いのもこの骨盤前傾がカギだそうです。
マラウイは最も貧しい国のひとつと言われるけど、街並みからはそんな印象は受けない。

人々の格好も小綺麗で、なんなら俺より数倍はファッショナブル。
ムズズ中心部の目抜き通りに出ても同じ。

国民の平均所得をドル換算で比較したらこの国は「世界で最も貧しい国のひとつ」になるんだけど、人々の服装も走ってる車も綺麗だし、どう見ても「世界で最も貧しい」という言葉は少なくともこの街には当てはまらない。パッと見た感じではインドの方が100倍貧しく見える。
ウルグアイの前大統領ムヒカ氏も言ってたけど、収入が低いイコール貧しいとは限らないんだな。
相変わらず果物を頭に載せた女性は多い。

今にもバナナをこぼしそうでヒヤヒヤする!だって100本くらいあるよ?こんなの俺がやったら首の骨一発で折れる気がするんだけど・・・
さて、「Warm Heart of Africa」と言われる通りマラウイの人は本当に気さくで優しい人ばかりだった。

これはカーゴと呼ばれる自転車タクシー。話しかけたら後ろに乗せて写真撮らせてくれた!
彼らは優しくて常に自然な笑顔を向けてくる。思わずこっちも嬉しくなる。
お次は商店の前で不思議なボードゲームをやっている人を発見!

これはバオと呼ばれるマラウイの伝統的なゲームで、双六みないな遊びだそう。本当にどの街角でもみんなやっててびっくりする。なんというか、みんな本当に人生を満喫しているというか、ヒマそうというか・・・

この人たちも話しかけると一緒に写真を撮らせてくれて、バオについていろいろ教えてくれた。
エチオピア、ケニア、タンザニアだと「やい中国人!」なんてバカにされることが多かったけど、マラウイではまだ一度もバカにされない。むしろ笑顔で話しかけてくれる。会う人会う人、全員いい人!!
こんなの今時日本でも珍しいと思う。だってもし俺の地元で中国人とか黒人が歩いてたら、少なくとも3回くらいはバカにされるもん。たぶん。
「Warm Heart of Africa」、そう言われる理由が分かった気がする。入国してまだ3日目だけど、この国好きだわ。
さて、まずはwifiのあるカフェ「Mzuzu Coffee Den」へ。

ここは街の中では数少ないwifiスポットだから日本人や外国人が多くやってくる。
青年海外協力隊の人もいて少し話したりした。
さて昼近かったのでここでゴハンを注文。

サワー&スパイシーチキンのとゴハン、2400クワチャ(=360円)。

フライドポテトは1000クワチャ(=150円)。
ポテトはシナシナだったけどチキンの方はなかなか美味しかった!
Macの充電器はあるのか
さて、昼飯を食べ終わってMacBookの充電器を探しに行く。
でも電化製品やスマホを扱う小さなお店を何件か回ったけど、案の定全然売ってない。
やっぱりこれほどの途上国でMacの充電器なんか売っても買う人いないよな…

充電器はみつからないけど中国スーパーはあった。
中国人、中国の建設会社、中国スーパーは本当にどんな辺境の地でも見かける。本当にどこにでもあるからちょっと怖い。
しばらく行くと大型スーパーを発見!

Mzuzu Mallと書かれていてマラウイに似合わない小洒落たスーパーみたい。

この駐車場で変な乗り物を発見!トラックの荷台がバスみたいに改造されている。
実はこれ欧米人に人気のツアーバス。20〜30人を乗せたり下ろしたりしながらアフリカを縦断したり周遊したりする、まさにあいのりみたいなツアーバス。ツアーにはガイド兼運転手と、コックが付いてて毎晩観光のキャンプ場でパーティしながら長い時には2〜3ヶ月ほどかけてアフリカを縦断したりするらしい。
なんか全てお膳立てされててつまらなそう。いやアフリカ縦断の全行程をローカルバスで攻める日本人バックパッカーがドMなだけなのかも・・
モールは入り口付近に電気屋やケータイ屋、プリント屋が並んでるだけで施設の大半はショップライトというスーパーだった。

南アフリカ資本のチェーンで、本当に何でも揃ってる。少なくともゆめタウンよりは何でも揃ってた。
帰省する度にゆめタウン遠賀店は客が遠のいてる気がするんだけど経営大丈夫なのかな…
ここの電気屋に入ってみた。でもさすがにMacBookの充電器は無いよな…

と思ったら!

凄え!!あった!
しかも各種揃ってる!1万円以上するけどしょうがない。南アフリカまで買えないんじゃないかと心配してたから良かった良かった!
それにしても平均月収が300ドル(=3万5000円くらい)に満たないマラウイで100ドルもする充電器なんて超高級品なんだろうな…
充電器も買えたことだしとりあえず宿へ戻る。
それにしても頭の上にバナナ載せて売り歩く女性が本当に多い。

まさにアフリカって感じの絵。
夕方になると通りには行きに見かけなかった露店がズラリ!

野菜や果物がカラフルに並んでる。
マラウイはもともと物価が安い国なんどけど、特に野菜と果物は日本人からすると驚くほど安い!どのくらい安いかというとこのくらい。
しかもマラウイの野菜と果物は新鮮でみずみずしくて超美味しい!特にバナナやトマトは日本で一番美味しいやつ並み。物価が安いって楽しいな〜。
夜はこの国で初めてローカルな食堂に行ってみた!

グリルチキンがついて1700クワチャ(=255円)。この白い団子はトウモロコシ粉を練った「ンシマ」という主食。

アフリカで広く食べられている主食でタンザニアではウガリと呼ばれたりする。ケニアで一度食べたけどあまり美味しくなかった覚えが・・・でもマラウイがいい国過ぎて、もう一度挑戦したくなった。

ンシマはピリ辛のトマトソースに付けて食べる。もちろん手で。

あれ、普通にうまい!
少なくともケニアで食べた時より300倍美味しい。なんだろう、温かいから?それともマラウイだから?この店が特別?
このンシマ、どう表現すればいいか分からないけど、味はトウモロコシ風味で薄っすら塩味。食感はモチほど粘りはなくキメも荒くて、そばがきよりは少しパサパサしてる。(そばがき知らない人はこちら→wikiそばがき)トマトソースとの相性は絶妙だし、付け合わせの菜っ葉とも合う。もはやチキンいらないわ。
ちなみに後日ジンバブエで同じメニューを食べたんだけど、さらに美味しかった。
アフリカってエチオピア以降南下するにつれて料理のレベルが上がっていってる気がする。エチオピアなんて全てが激マズだったもんな・・・
・・・
高原で暑くないし、英語は通じるし、人は優しいし、物価は安いし、ご飯は美味しいしと本当に旅するには最高の国だ。
続く!
ンシマが美味しい店
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