旅での自炊は食へのこだわりが見えてくる

おだやんです!

アルーシャからアフリカ最高峰キリマンジャロの麓の街へとやってきたおだやんとちょく。

この日は市場へ行ったりして、まったりとモシの街を散策!

朝ごはんの定番は?

サファリも終わったし、久々にゆっくりできる朝。とりあえず朝ごはんの支度。

この日は昨日の残りをアレンジして朝から卵のせドライカレー。

昨日の残りものは、我々の定番朝ごはんメニュー。

日本に住んでいる人からすると「昨日の残り物なんて普通じゃん?」と思うかもしれない。けど旅をして宿を転々としているとそう簡単にもいかない。宿によっては冷蔵庫が無かったりあっても機能してない場合もある。だから晩御飯を大量に作れること、そしてそれを翌日に残せることは割と幸せだったりする。

そしてちょくには食へのこだわりがある。それは・・

毎朝卵を食べること!

卵ってアフリカでは高級品で結構高い。6こで100円くらいする。でも栄養あるしね!

他の旅人はどんな朝ごはんを食べているんだろう。

 

朝ごはんを食べて屋上に上がると・・・

どーんとキリマンジャロが見えた。しかもありえないほど高い位置に。

さすが6000m近くあるアフリカ大陸最高峰!

アフリカは山というイメージがないから雪を被った山が目の前に見えることが不思議だった。ちょくは「ねぇ、いつか登りたい!」なんて言っている。いつからそんな山好きになったんだ・・・笑

 

タンザニアの食材は?

この日は宿の人から聞いたローカルな市場に行ってみることに!

宿から市場までは歩いて3分くらい。

通常の市場がある場所の少し手前に、人だかりができた市場が見えた。あれ、でも地図上だとここは市場とは違うんだけどなぁ。

そう思って近づくと、ものすごい生臭さが鼻をついた!

ここは曜日限定で開かれる魚市場だった!

このモシの街はかなり内陸で海に接してないので売られているのはもちろん淡水魚のみ。それも1種類の魚しか売られていない。それがこのメダカを大きくしたような魚。

砂と血でぐちょぐちょになった、生臭い小魚がこれまた綺麗とはお世辞にも言えない台の上に置かれている。

ちょっと、これは食べたくないかな・・・

なんて思いながら眺めていると店のお兄さんが話しかけてきた。

「魚いるか?」

「いりません!!!(即答)」

「そんなこと言うなよ、安くす・・」

「いりません!!淡水魚アレルギーで淡水魚を食べると3秒で死ぬんです!!(嘘)」

「じゃあ俺の写真撮ってくれよ。ポーズ決めるからさ。」

え、何この人・・・

魚の体液とか血とかでヌメヌメ&ベトベトになった手を顔に擦りつけている・・・

狂気だ・・・

 

あまりの魚臭さにすぐその場を去った。

 

魚市場の隣にお目当の野菜市場があった。

木とトタンで作られた簡素な小屋が所狭しと並んでいる。

コーンが干されてる。

市場に潜入!

「え?なんでここにアジア人が?!」という顔をされる。そりゃそうだ。逆に俺の地元(福岡県遠賀郡遠賀町)のゆめタウン(大型スーパー)に黒人がいたらそれだけで事件だもんな。

女性は皆衣装がカラフル!

アフリカの女性は流行に左右されるんじゃなくて、自分が着たい色の布を身にまとってるから個性豊か。

 

売ってるの野菜は限られていて、ピーマン、インゲン、玉ねぎ、トマト、レモン、ナスオクラなど。

そう言えば以前、ケニアの記事の中でオクラを買ったと書いた時に読者の方から「オクラはアフリカ原産の野菜で日本語ではない」とコメントをもらいました。

最初はまさか!?と思ったんだけど、調べると確かにオクラはアフリカ東北部原産だった。

オクラってネバネバしてるので、てっきりアジア人以外食べない野菜と思ってたのでかなり驚いた。なんなら日本独自の野菜みたいなイメージすらあったからね。

今晩の食材として野菜を購入。ちなみに買った野菜の金額はこんな感じ。

タンザニアの野菜の値段
・インゲン豆ひと摑み26円
・グリーンピース300g50円
・巨大ナス1つ50円
・オクラひと摑み15円

ひと摑みって適当・・笑。

もちろん重量計もあるんだけど、結局サービスしてくれるから適正価格が分からない。今夜はグリーンピースご飯とグリル野菜かな。

 

線路を歩けば見えてくるアフリカ

その後街の郊外を少し散歩してみた。

本当にキリマンジャロ以外何もない。

サトウキビを担ぐ少年。

売り歩いている少年もいるけど、サトウキビを担いで登下校する少年少女も見かけるから、彼らはおやつとして学校に持参しているのかも。なんてワイルドなおやつだ・・・

使われていない線路を歩いてみる。

前を歩くこのおばあちゃんのファッションがかなりイカしてた!

アフリカ女性って本当に色のセンスがあるよなあ。

たまにはということで、ちょくが30歳無職・住所不定の男の後ろ姿を撮ってくれた。かっこよく言えば旅人なんだけどな。

ふと脇を見るとお墓が。

割とちゃんとしたお墓だった。

民家から少年が手を振ってくれた!

なんで黒人の子どもってこんなにプリプリ・キャピキャピしていて可愛いんだろう。

まだまだ先へ行ってみる!

線路は一段高くなっているから人々の暮らしが見えた。

鍬で畑をすいたり、水を頭で運んだり。

アフリカの女性って必ずと言っていいほど何かを運ぶ時手じゃなく頭を使う。

買い物カバンだってこの通り。

さらに写真はないけど小さいハンドバッグを頭に乗せている女性もみたことがある。もうそれハンドバッグじゃないだろ。笑

バランス取りにくいから疲れそうに思えるけどなあ。

 

近くでイスラム教徒の集会が行われていた。

アフリカでのイスラム教の浸透率、本当にすごい。

散策を終えて帰る途中、雲の隙間からキリマンジャロが少し顔を出した。

あまりに巨大に見えてちょっと感動した。

こういう何気ない散策が一番旅っぽくて放浪感があって好き。それにアフリカって毎日何かしらの驚き・発見があって楽しい!

アフリカらしさが垣間見えた楽しい散策だった!

 

旅メシへのこだわり

宿に帰って自炊を始めた。

今夜は卵トマト炒めとグリル野菜とグリーンピースご飯。

旅の中で自炊するのは結構大変。国や地域が変われば売ってる食材も調味料も変わってくるし、時にはキッチンがあまりに簡素すぎて自炊自体が大変だったりする。特に売ってる食材が限られてるアフリカではなおさら。

それでも我々夫婦はなるべく日本での暮らしと変わらないものを食べるように努力している。だからほぼ毎日ご飯を炊いている。

ご飯を炊くにしてもお米や水を計る計量カップもないし、アフリカ米の水加減も国や地域によってかなりバラバラで最初は大変だった。

でも今では試行錯誤してどんなお米でもどんな鍋でもどんな微妙なキッチンでも美味しくご飯が炊けるまでに成長した。グリーンピースご飯だって朝飯前(晩御飯だけど)!

こんな能力、きっと日本に帰ったら役に立たない。

それでもこの試行錯誤の歴史は夫婦の中では誇らしいもの。

美味しいグリーンピースご飯だった。

 

続く!

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2 件のコメント

  • backtothenature より:

    mappyさん

    いつもコメントありがとうございます!
    ブログでは観光したときの内容が多いのですが、実はその合間にのんびり自炊する日があったり、ボーッとする日があったりします。旅中は休日の概念がないので、うまく休む日を作って体調を整えています!

    ちょくより

  • mappy より:

    旅の旅ではなく、生活の一面が見られたような気がして、興味深かったです。

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