「中国に来たとたんFacebookやLINE、Google、youtubeが見れなくなった」
初めて中国を訪れた観光客やビジネスマンの誰もが困り果てていると思います。これは中国政府によるネット規制(情報統制)が原因です。
中国以外にもイランやベトナム、エチオピア、ロシアでもネット上で情報統制が実施されています。2016年6月に中国、2017年3月にエチオピアに行きましたが、実際FacebookとTwitter等SNSが使えませんでした。
規制されているとはいえ、家族や友人に連絡をしたり仕事の調べ物でSNSやGoogleが使えないのは不便で仕方ありません。
そこで厳しいネット規制を《VPN接続》という通信手段を駆使してくぐり抜ける方法をご紹介します!
中国ネット規制の救世主「VPN接続」とは?
ネット規制をくぐり抜ける時に活躍するのが 「VPN接続」という接続方法。VPNは「Virtual Private Networks(仮想プライベートネットワーク)」の略です。
スマホやPCを「VPN接続」をすれば中国国内からであっても日本国内と同じように規制を受けることなくGoogeやSNSが使えます。
「VPN接続」を簡単に説明すると
日本など中国国外のサーバーを経由して目的のサイトやSNSを見る接続方法です。
どういう原理かというと
中国国内からGoogleやSNSにアクセスすると規制されてしいまいますが、VPN接続では国外サーバーを経由させているためあたかも中国国外からGoogleやSNSを使っているように偽装でき規制をくぐり抜けられるのです。
VPN接続をするにはスマホ用やパソコン用にいくつかのアプリやサービスがありますが、実際にいくつか有名なアプリやサービスを試し一番使いやすく便利だったツールをご紹介します。
スマホ用VPNアプリ❶「 Betternet」
数あるVPNアプリの中でも使いやすさが抜群で、日本人だけでなく中国で会った欧米人の旅行者たちの多くが使っているアプリ。使えるデータ容量も無制限です。無料版の画面からより通信速度の早い有料版を買うことも出来ます。
スマホ用VPNアプリ❷「VPN Master」
VPNアプリの中でもとにかく通信速度が速いアプリで、データ容量も無制限です。
VPNアプリの使い方
VPN接続の方法については、iPhoneを「Betternet」でVPN接続させる場合で説明しますが、基本的に設定方法はアンドロイドでもスマホでも同じで非常に簡単です。
まずは上記リンクからお好きな方のアプリをインストール。
その後ネット(wifi)に接続した状態のままアプリを起動させます。
そして中央のConnectボタンを押すと
「betternetがVPN構成にアクセスを求めています」
と出てくるので
「許可 (Allow)」を選択します。
たったこれだけです。
すると
画面上の時計アイコンの並びに [VPN] と出て来れば接続完了。これで中国国内でもfaebook、Googleに接続できるようになります。
一度接続してしまえば、設定からVPNを切断しない限り自動でVPN接続されます。
注意!
ネット規制を受けているなかでのアプリインストールは時間がかかります。できるだけ日本国内でインストールしておきましょう。もしPCを持っている人はまずPCのスマホアプリマネージャー(iTunes等)上でインストールし、そこからスマホを同期させたほうが早いです。
PCのVPN接続について
続いてPCのVPN接続方法です。正直言って無料のVPNツールはどれも通信速度が極めて遅く、全く使い物になりませんでした。
そこで有料でVPNを提供する日本企業インターリンクで2ヶ月体験コースに申し込みました。2ヶ月経つ前に解約すれば0円で済みます。
(上記バナーからインターリンクHPにアクセスできます)
オンラインで申し込める上に、なんと最初の2ヶ月は無料でした。2ヶ月目以降は月額1,080円で利用できます。
PCの接続方法
インターリンクのセカイVPNに申し込むとメールで固定IPアドレスとサーバー名が送られてきます。
まずは PCのネットワーク設定で新規接続設定を開きます。
そこに送られてきたIPアドレスとサーバー名を入力。
すると上のバーにこんな電池みたいなアイコンがでてきます(Macの場合)。
これでVPN接続ができるようになり、Google、facebook、そして他の旅人のブログなどにアクセスできるようになりました!
中国入国前にVPN設定を!
これから中国に行く人にアドバイスですが
中国に入る前に自国でスマホやPCのVPN接続設定を済ませておくことをオススメします!
なぜかというと、VPN接続設定をする際にもネット規制が邪魔をして、アプリインストールサイトやネットに接続できない時が多々あったり、インストールにもの凄い時間がかかったりしたからです。
中国などネット規制が敷かれている国に行かれる際は是非試してみてください。
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