ヘッドライトをつけるとちょっと冒険っぽくて高まります。ちょくです。
まだほとんど出番はないんですけどね・・・。
さて、居心地の良かったウランバートルのゲストハウスを出て、我々夫婦は次の目的地「サインシャンド」へ移動します!
さらば、ウランバートル!
「朝は8時にここを出るよー」と事前にゲストハウスのオーナー・マギーに伝えておいたら、7時くらいに朝ごはんが出てきた。
優しさが沁みる・・・。
毎日ちゃんと床の水拭きをしている、とてもキレイなtop tour & guesthouse 。マギーもスタッフも可愛くて(全員女子!)、しかも朝ごはん付き!
ただ一つ難点があるとすれば、誰かがシャワー浴びてるときはトイレを我慢しなきゃいけないことかな。頻尿には辛い。
でもそれもまた、良き思い出。
朝食をたいらげ、駅へ向かう。
駅は改札とかは特になく、そのままホームに入って列車を待つだけ。
列車に乗り込む前にチケットを乗務員に見せれば大丈夫。
何かわからないことがあれば、ホームにいるSTUDENT POLICE が優しく丁寧に教えてくれます。英語が話せるウランバートルの学生さんたちです。
こちらが乗車する列車。かっこいい。
ホームには人でいっぱい。
扉が開くと我先にとチケットを乗務員に押し付ける。チェックが終わり手元に戻ってきたら一気に乗り込む。
いやいや、落ち着け。指定席だってば。なんでそんなに急ぐのか・・・
モンゴルの列車は、車両と席番号が指定になっている。でも、席は選べない。チケットに印字されてる席に行く。でも、実はみんな席番号をあまり守ってない。いや、守ってるのは3分の2で残りが適当って感じ。
だから時間ギリギリに乗り込むと自分の席でおばちゃんが寝てる….みたいなことになっていることがある。
列車に乗るときは周りのモンゴル人に負けず劣らずグイグイ行くべし。自分の荷物を置く場所もなくなるし。
と、ウランバートル行きの列車で学んだので、今回は無事に席につけました。
日々成長です。
昼間の車内はトランプ三昧!と、美しい車窓の景色
列車が動き出すと、車内販売のお姉さんが車内を行ったり来たりする。
「軽食はいらぬかね〜」
と、ぷらぷらしてる。脱力系です、売る気はあまりない。
売っているのはカップラーメンやパン、飲み物やお菓子などなかなかバリエーション豊富。少し割高だけど、結構みんな買っている。良いよね、車内販売。私たちは持ち込み派だけど、ワクワクする感じは共感できる。
車内販売の商品を見ていたら、何やら修学旅行のような光景が目に入ってきた。
あ、トランプしてる!
持ってきたんだね、うんうん。長距離移動の楽しみだよね〜。なんせ、日中9時間の移動だしね。
と、思ったら、横の席の家族もトランプ始めた。
え、あなたたちもですか?
と、思ったら、斜め後ろでもトランプ。
楽しそうにトランプしている人々をしばらく見ていたら、前の席の青年が車内販売のお姉さんから何かを買った。
そ、それはまさか・・・
トランプ!!
よくよく見渡すと、みんな同じ絵柄のトランプを持っている。ラクダの絵が書いてある、ちょっとタバコのパッケージみたいなやつー!!
なるほど、長距離移動の暇つぶしにこぞってトランプを買っているみたい。みんなお揃いのトランプ…ちょっと面白い。
その様子をニヤニヤ観察してると、また面白いことに気づく。
この人たち……
初対面同士で遊んでる!!!
「混ざっていい?」
「いいよー」
「こっちこいよ、ポーカーしようぜ」
「(ススススス…いつの間にか参加)」
斬新すぎる!!
お酒が入ってるわけでもない、お金を賭けているわけでもない。
真昼間の列車内、知らない人同士が狭い車内でひたすらトランプをしている図。
これをニヤニヤせずには見られない!
しかも、さらに面白いのがおばちゃんおじちゃんが若者に混ざって白熱しているところ。
「それ、ルールちゃうやろ!」とか言いながら(憶測)、ゲームの主導権を握ってる。
そういえば、北京からウランバートルに行くときは夜行列車だった。だから、トランプに気づかなかったんだ。昼間の長距離列車はこんな感じなのね。
日本にいると、友達同士でやることはあっても、見ず知らずの人と列車内でトランプをやることって滅多にない。お酒を飲んでたりしたら別かもしれないけど、ちょっと勇気がいるかもしれない。
トランプ片手に知らない人と談笑するモンゴル人をみて、素直に良いなあと思った。
ちなみに、みなさんお昼は90%の確率でこちらを召し上がっていました。
買うつもりはなかったのに、あちこちから良い匂いがしてくるから買っちゃうよね。
食べている間も、窓から見える景色は本当に絶景。
果てしなく続く道。9時間の移動中、だいたいこんな景色。
車窓からみえる景色。たまに現れる家畜の群れに癒されながら進んでいく。
とまあ、そんな感じで過ぎていく9時間の列車移動。ほのぼのとしています。
イタリア紳士との出会い
実は私たち、サインシャンドの宿を確保せずに出発した。
サインシャンドに行こうと決めてからずっと宿を探していたんだけど、数軒しか出てこなくて困った末、予約せずに出てきたのだ。
なぜならホテルはどこも一人20ドル前後だったから。
高っ!!
調べ方が悪いのか、安宿がなかなか出てこず、かといって20ドルは高すぎる。
というわけで、安宿に出会える可能性を信じて予約せずに出てきた。
最悪なければ調べた20ドルのホテルに駆けこむ作戦。
そろそろ着くぞ、宿どうしよかーと身支度をしていたら、タイミング良くイタリア人のおじさんが話しかけてきた。
「チャオ!君たちも降りるの?俺らもサインシャンド下車だよ、宿ももちろん予約済みさ。」
なんという突然の出会い。
宿も予約済みとは、さすがです。ちなみに俺らってのは、彼と彼女。
49歳のおじさんと27歳のお姉さんカップル。歳の差カップルもイタリア人だとカッコよくみえるから不思議。
すかさずイタリア紳士に気になる宿のお値段をきくと、20ドルをきってる!まじかよ!
「ちょちょちょっと、便乗させて!!!」
ということで、無事お宿決定!サインシャンド到着5分前、イタリア人天使(49歳おじさん)が舞い降りた瞬間です。
砂漠の町の小さなホテルへ
駅につくと、超陽気なおっちゃんと赤ちゃんを抱いた女性がお迎えに来てくれていた。
超陽気なおっちゃんの車で気になるお宿へ向かう。
なんの情報もなく不安だったけど、なんと、駅から車で1分くらいの好立地!
旅人が泊まるようなゲストハウスではないのでドミトリーはない。6部屋の小さなホテル。
部屋はグレード分けされていて、イタリア人カップルはシャワートイレ付きを選び1部屋35000トゥグリク(1950円)。
ううううーん、ちょっと高い。
宿のおばちゃん「あなたたちもシャワーつきにする?」
私たち「ノオオオオオー!チーペスト!チーペスト!」
おばちゃん、苦笑い。取り乱してすみません。
安い部屋で良いのなら、と案内されたのは
シャワートイレ無しで
1部屋25000トゥグリグ(1390円)
一人当たり695円
ウランバートルで泊まった宿よりも安い!
シャワーは我慢、トイレは共同で全然構わない!ということで、この部屋に落ち着きました。
駅を降りた瞬間から足元は砂漠・・・
ウランバートルや中央モンゴルとはまた雰囲気が違うサインシャンド。
高まりますーーーー!!
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