ちょくです!
秘境・ダルミジャ温泉を探し求めて、山の奥地までやってきたおだやんとちょく。
今日はいよいよダルミジャ村へ!
楽しいホームステイ
温泉巡りトレッキング中の、おだやんとちょく。4つ目の温泉は”ダルミジャ温泉”という温泉。
ただこの温泉、困ったことに全然情報がなくって場所も定かではない。それどころか、今現在現存するかどうかも不明という温泉。不安はあるけど、冒険感があって楽しい。
情報収集の末、なんとなく目的地も見えて昨日はガネーシャ村から歩いてきたけど1日では着けず。結局途中の村に突撃ホームステイ!
突撃ホームステイはドキドキしたけど、泊めてくれたクリシュナさんはとても良い方で安心して泊まることが出来た。
そんなクリシュナさん家で迎える朝。

山の斜面にぽつんと建ってるクリシュナさん家。

庭ではトウモロコシを乾燥させていた。大事な大事な食料。

それにしても、外の空気が冷んやり美味しい。いやー、どこの国も田舎って良いね。
クリシュナさんに、畑に植えてある食物について色々教えてもらった。

クリシュナさん家の畑は山の斜面に作ってあって段々畑。畑が階段みたい。
広いのに、隅々までとても綺麗に手入れされている。

自分たちで食べる野菜はほとんど作っているそう。これは唐辛子。

ちっさ!でもこれがマジでかっら!




自給自足って、とても凄いことだよなぁ。容易く言っちゃいけない神の領域レベルだよ。しかも、本業ではなくて副業、いや、本人たちはもはや仕事という認識ではないのかもしれない。
本当にクリシュナさんには沢山学ばせてもらった。技術云々じゃなくって、文明や物に頼らず豊かに生きるってこと。当たり前にこなすあたりがカッコいい!
・・・
家に戻ると、奥さんが朝ごはんを準備してくれていた。
お世辞にも使い勝手が良くて広々したキッチンとは言えないキッチン。でも器用に作っていて、そういう些細な暮らしぶりにいちいち感動する。

作ってくれたのは、
ジャガイモ炒めとゆで卵!

寒い朝にホクホクしみる〜!
どうでも良いけど、私の好物はナス・卵・きのこ。もうね、ゆで卵出てきて小躍りした!ゆで卵って正義!!!
・・・
朝ごはんを頂いたらそろそろ出発。
すると、クリシュナさんがなんとお豆をお土産に渡してくれた。

これは昨日夕飯前におつまみで出してくれたクリシュナさん自家製のお豆。
豆まきの豆みたいなやつなんだけど、これを塩炒めにすると絶品で!!
私たちが美味い美味いと言ってパクパク食べているのを見て、お裾分けしてくれた。
「この豆は、庭には植えれば日本でも育てられるから」と、育て方も教えてくれた。お豆は育てるのが割と簡単で、土もあまり選ばず強いらしい。
しかもしかも!
後日談だけどこの出会いから半年後にクリシュナさんからメールがあって、
「そろそろ豆の撒きどきです」
と、わざわざ豆を撒くタイミングにメールをしてくれました。
な、な、な、なんちゅう良い人!!
私たちはまだ日本には帰れてないから豆は撒けてないけれど、こんな嬉しい気遣い最高じゃないですか!!
クリシュナさん、神!!
そして、神の子、可愛い。



出発目前にも、嬉しい出来事。
なんと、新しい杖を頂いたー!!

とても立派な杖!
今朝ガサゴソしてたのは、これを用意してくれていたのか!!わーい、これでかなり歩きやすくなる!!
今までは道に落ちてるやつを使っていたけど曲がってたりしたから嬉しい。はぁーーもーー良い人すぎる!!
クリシュナさん!
泊めてもらって、ご馳走になって、色々お土産まで頂いて、ありがとうございます!!!

突撃ホームステイ、最初はドキドキしたけど一夜明けたらもう心ホッコリ。
このお礼をどうにかしたい。でも泊まる前にクリシュナさんから「お金やお礼はいらないからね」と言われていたのでおだやんと相談した結果、この村の学校に寄付をすることにした。奥さんも学校の先生だしグッドアイデア。
金額は1000ルピー(1000円)と多くはないけど、物価の安いネパールならノートやペンなど結構買えるはず。
最初はビックリしていたけど、最後は笑顔で受け取ってくれた。
しかも、これも後日談だけど、1ヶ月後にわざわざメールで「ペン買いました、ありがとう」ってメールくれたクリシュナさん。ひゃー嬉しいー!!
はぁ、たった一泊しただけなのに超濃厚だったな。
改めて、クリシュナさん、ありがとうございました!!

崖っぷちトレッキング!
さぁ、いよいよ今日はダルミジャ村。
意気込んで出発!



途中、すぐに次の村があった。こんな小さな村でも、制服着るんだなぁ。

ズンズン進み、数時間後の休憩ポイントで村人に遭遇。

1人英語の話せる男性がいて少し話をすると、なんと彼ら、
ダルミジャ村の住人!
なんという奇跡!
まさか本当に出会えるなんて!
この時の感動と驚きときたら、もう。2人で顔お見合わせて歓喜した。
「こんな小さな村に来てくれて嬉しいよ。ぜひ案内させてくれ!」
英語の話せる彼は私たちがダルミジャを目指していることを聞くとすごく喜んでくれ、一緒に行くことに。

手には大きな荷物。買い出しはトレッキングしながら泊りがけなんだって。

宅配サービスまであるこの世の中で、いまだに徒歩で山を越えて物を買っているなんて逞しい。そういう買い物スタイルだと、買い物も慎重になって無駄なものは買わなくなりそうだなぁ。

「ここから先は気をつけてね」
と言われた先は・・・

超超超、崖っぷち。

谷底、怖くて見れない。

「あともう少しだよ〜」
と、両手に荷物を抱えながら歩くその後ろ姿は、買い物終わってイオンの駐車場に向かう休日のお父さんにしか見えないです。

実際は危険すぎる崖っぷち。


タッタッタと歩いてるけど!
いや、そこ、一歩間違えたら死ぬ!!

ビビリ腰のおだやんとちょく、そーろそろと歩いていると、壁画に遭遇。

昔、ここを蛇が歩いたという逸話があるそうな。
「あ、そうそう。ここは絶対夜歩いたり、お酒を飲んで歩いちゃダメだよ。昔、村人が、酔っ払って歩いて死んだからね。」
「「・・・。」」

まぁ、そりゃ、この崖っぷちなら事故の1つや2つあっても驚かないけど、
今、今その話をしないでええぇーー!

「あぁ!馬が!馬が来た!」
「ひぃ!蹴落とされるーー!」

いつもなら「うふ、可愛い♪」なんて言いながら避ける余裕があるけど、この日ばかりは「おいお前!なんで前から歩いて来たんだ馬鹿野郎!」と怒鳴りたかったよ。
決死の崖っぷちトレックは短いようで長くて、手汗が止まらなかった。
どうにか無事歩き終え、崖終了!

さぁ、村は目の前!わー見えたーー!

ついについに、ダルミジャ村だ!

目的地のダルミジャ村。ここに、温泉が湧いているという話は本当なのか?ワクワクとドキドキが入り混じる。
と、その前に今日はどこで寝よう。ちょうどその話をおだやんとしていたら男性が話しかけてくれた。
「今日はどこに泊まるんだい?」
「宿があればそこに・・・」
「そうか。この村には宿がないから、俺の実家に泊まってくれ」
え、アッサリ!決まった!
彼の家は少し遠いから、実家に!!
こんなトントン拍子に色々と決まってしまって、ある意味拍子抜け。ホームステイ出来なければ野宿することさえ覚悟していたから、ビックリした。
とりあえず、ご実家の庭で休憩。

左がお母さん。お世話になります!

いやー、ダルミジャ村。
まだ目的の温泉は見れていないけど濃い滞在になりそうだ・・・!
続く!
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